

Paradel 浅草サンバカーニバル2006, Photo:Kunio / KunioMonji.com
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客寄せ道化 えらくがっしりした道化たちだ。幾人もが君たちの社会を食い物にしてきた。君たちの意識に関する奴らの輝かしい能力と経験を活用しようとあせってもいないし、その必要もない。なんて手馴れた奴らだ! 夏の夜のようにぼんやりした、赤と黒の、トリコロールの、金の星を刺しとめた鋼色の眼で、ゆがんだ、鉛色の、青ざめた、赤く染まった顔で、陽気なしゃがれ声だ! 安ピカ衣装の残忍な足取りだ! 若者も何人か
― ケルビムをどんな眼つきで見るのだろうか? ― ぞっとする声となにやら怪しげな手口を身に付けている。むかつくほど飾り立てた衣装で町に尻を抱きに送り出される。 翻訳掲載:2001年1月27日 |
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鍵はどこに? この詩の最後に出てくる「鍵」はどこにあるのでしょうか。それはタイトルの「客寄せ道化Parade」にあります。客寄せ道化はサーカスや見世物小屋の前で行われるお客を呼び寄せるための道化、マイムです。最近では見かけませんが、日本のチンドン屋もやはり客寄せ道化の一種でしょう。でも、この言葉にはパレード、閲兵式の意味もあります。英語読みもパレードで、文字通り意味はパレード。ランボーはここで、19世紀ヨーロッパ列強の帝国主義的進出の力となった軍隊、そして「赤と黒」の黒にあたる僧侶(赤は軍人)の実際の行いを道化に見立てて描いています。トリコロールはもちろんフランス国旗でしょう。パリ・コミューヌの鎮圧の時にヴェルサイユ軍が使った旗も三色旗でした。ケルビムは、第一義には天使ケルビムと読めます。智天使で、天使の階級の2位を占めます。この天使(童子)の像から、丸顔のかわいい血色の良い子供に対する呼びかけにも使われるようです。愛国心に燃える若い兵士の姿をなぞらえてみたのでしょうか。しかし、この後に「町に尻を抱きに送り出される」という文章が来ることから、少年売春、あるいは同性愛の対象となる魅力的な少年と考えた方がこの詩の内容に合っていると思います。P.ブリュネルはモーツァルトのオペラで女性が歌う若い魅力的な男性の役のことと解し、C.ジャンコラは、同性愛のことと解説しています。宇佐美斉(ちくま文庫)は、P.ブリュネルよりさらに具体的に、ボーマルシェの戯曲「フィガロの結婚」に登場するかわいらしい小姓「ケルビーノ」で、モーツァルトのオペラではソプラノ歌手が演じると記しています。モロク神は子供を生け贄に焼き殺したセム族の神です。 解読掲載:2001年1月27日、2001年10月13日、 |
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