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エリュアール

Amoureuses

恋人

 愛の詩人と言われるエリュアール、特に晩年の詩は男女の愛を社会的な愛にまで広げた詩が多いとされます。戦争が、詩と思想を結びつけた面もあるでしょう。でも、1924年のこの詩には、女性に対するユーモアが感じられます。


       恋人
ポール・エリュアール

彼女はぼくのまぶたの上に立っている
で、彼女の髪はぼくの髪の中で、
彼女はぼくの両手の形をしていて、
彼女はぼくの目の色をして、
彼女はぼくの影の中に消えうせる
空の上の石のように。

彼女はいつも目を開いている
で、ぼくを眠らせておかない。
彼女の夢は、光の中で
太陽を蒸発させて、
ぼくを笑わせて、泣かせて笑わせて、
言うことがないのに喋らせる。

「死ぬほど死なない」(1924)に収録。
翻訳:2003年、Parolemerde2001

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