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マラルメ

Éventail de Madame Mallarmé

マラルメ夫人の扇

 1891年1月1日に、扇に書いてマラルメ夫人に送られた詩です。
おそらく、この詩全体で1文となる構成と思われますが、入り組んだ構文で翻訳が難しい詩でした。「マラルメ」トピの三さんと「フランス詩」トピのみやびさんと、検討しながら訳しました。マラルメはこのマリー夫人へ贈られた詩の他に、娘のジュヌヴィエーヴと友人のメリー・ローランに扇の詩を送っています。


    マラルメ夫人の扇
          ステファン・マラルメ

言葉のために、
大空の唯ひと打ちで
大切な住まいから
未来の詩が飛び立つように

翼よ、ひそやかに、手紙よ
この扇よ、もしも、おまえの後ろの
とある澄んだ鏡の中にある
あの扇と、同じ扇なら

(鏡の中に、追われて
一粒ごとに沈んでゆく
わずかな見えない灰だけが
私を悲しませるのだが)

怠惰を知らぬ、おまえの両手の中に
いつも、このように、この扇が現れておくれ

翻訳:2005, Parolemerde2001

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